陶磁器コレクション
ドレスデンの陶磁器コレクションはその内容が非常に優れており、同時に収蔵点数が世界で最大規模の専門コレクションです。アウグスト強王がこのコレクションの基礎を築き、強王は優雅であると同時に壊れやすい陶磁器に対する彼自身の熱狂的なまでの愛着を自ら“Maladie de porcelaine/陶磁器病”と形容していました。
中国や日本の陶磁器、そしてマイセン磁器を集めた約5万点にのぼる膨大なコレクションは、ドレスデン新市街地にある、かつて陶磁器展示館用に購入して改築された“陶磁器宮殿”の“日本宮殿”に陳列されることになっていました。しかしこの計画はこれまで完全に実現することはありませんでした。
ツヴィンガー宮殿の移動展示における陶磁器の今日の陳列様式は、大体において、選定候が自身の陶磁器宮殿に対して抱いていた構想に従っています。ここでは宋朝、明朝、清・康煕帝時代の中国陶芸の器や人形、日本の有田・伊万里焼および柿右衛門陶磁器が中心になっています。またマイセン磁器が発明された1708年から18世紀末までにおけるマイセン磁器の発達も最高級の陶芸技術をそなえた作品の中に見て取ることができます。
